虹と鳩のレリーフ
虹と鳩のレリーフ 2022年

みんなのみらい保育園の建設にあたり、当初は、園を象徴するような虹をモチーフとした大時計のご相談をいただきました。
その後、建物全体や景観とのバランス、何よりお子様方の心に「本物」を残したいとの思いから、本格的な「陶版レリーフ」の制作をご提案し、取り掛かることとなりました。

このレリーフの為に描き起こされた原寸大の原画をもとに、陶板名画において世界的に有名な滋賀県信楽の大塚オーミ陶業に制作を依頼しました。
平和の象徴でもある白鳩は、信楽を訪れた博文が実際の作陶に携わり、頬のふくらみや翼の陰影を施しました。
虹の傍らに輝く金の星は、子供たちの明るい未来と同時に、「美」をひたすらに追求する作家の志の象徴とも言えるでしょう。